白髪染めとパーマを同じ日にするのは可能?まず結論を確認

結論:多くの美容室で同日施術は「技術的には可能」ですが、髪への負担が大きいため、担当美容師への事前相談と毛髪状態の確認が不可欠です。

白髪染め(アルカリカラー)もパーマも、どちらも薬剤を使って髪の内部構造を変化させます。白髪染めはメラニン色素を脱色しながら染料を入れ、パーマは髪のタンパク質(ケラチン)の結合を一度切断してウェーブを形成します。つまり、同じ日に両方を行うということは、髪を「2回」化学的にダメージにさらすことを意味します。

とはいえ、「美容室に何度も足を運ぶ時間がない」「忙しい中でまとめてきれいにしたい」というのは多くの方に共通する悩みです。美容室によっては、毛髪診断を行った上でダメージを最小化する薬剤選定や施術順序を組み合わせて同日対応しているケースも少なくありません。

なぜ同日施術はリスクが伴うのか

パーマ液(特に1剤)はアルカリ性で毛髪を膨潤させてキューティクルを開き、内部に薬剤を浸透させます。同じくアルカリカラー(白髪染め)もアルカリ剤でキューティクルを開いて色素を入れます。これを同じ日に行うと、キューティクルが繰り返し開かれた状態になり、内部のタンパク質や水分が流出しやすくなります。結果として、ビビリ毛(パーマがかかりすぎてチリチリになる状態)や断毛のリスクが高まります。

同日施術が断られるケースとは

以下のような毛髪状態では、美容師が同日施術をお断りすることが一般的です。安全に施術を受けるために、事前に自分の髪状態をチェックしておきましょう。

⚠️ 避けるべきサイン:毛先を軽く引っ張ったときにゴムのように伸びてすぐ戻らない場合は、髪の内部タンパクが相当失われているサイン。このような状態での同日施術は断毛リスクが非常に高いため、必ず担当美容師に相談してください。

TIP

予約時に「白髪染めとパーマを同日でお願いしたい」と一言伝えるだけで、美容師側が薬剤と施術順序を事前に準備できます。当日の申し出だと断られることもあるため、必ず事前連絡を。

施術の順番はどちらが先?パーマ→白髪染めが基本の理由

結論:同日施術をする場合、一般的に「パーマを先に行い、その後に白髪染め」の順が推奨されます。これはパーマの定着と色の持ちを両立させるためです。

順番が重要な理由は、パーマと白髪染めの薬剤の性質の違いにあります。パーマは「1剤でタンパク質の結合を切る→ロッドで形をつくる→2剤で再結合させる」という工程を踏みます。もし先に白髪染めで色を入れた後にパーマをかけると、1剤のアルカリ成分が色素を分解・流出させてしまい、せっかく染めた色が大幅に抜けてしまいます(色落ち)。

パーマ→白髪染めの順で行うメリット

逆の順番(白髪染め→パーマ)が選ばれるケースも

美容師の判断によっては、あえて白髪染めを先に行うケースもあります。例えば「パーマは弱めでOKだが白髪カバーを完璧にしたい」という場合や、使用するパーマ薬剤が酸性系(低ダメージ)のコスメパーマの場合は、白髪染め後でも色落ちが比較的少ないため、先にカラーを行うこともあります。いずれにしても、最終的な施術順序は美容師が毛髪状態を見た上で判断するものです。自己判断で順番を指定することは避けましょう。

💡 チェックのコツ:「パーマとカラーを同日でお願いしたいのですが、どちらを先にするのがベストですか?」と美容師に聞いてみましょう。毛髪の状態に合わせた最適な順番を教えてもらえます。

TIP

コスメパーマ(酸性パーマ)はアルカリ系パーマより髪への負担が小さく、カラーとの組み合わせに比較的向いています。同日施術を希望する際にメニュー選択の参考にしてみてください。

どうしても同日が難しい場合の「間隔」の目安

結論:同日施術が毛髪状態的に難しい場合、一般的には「パーマと白髪染めの間に1〜2週間(最低でも1週間)」の間隔を空けることが目安とされています。

施術後の髪は、薬剤の影響でキューティクルが不安定な状態が数日続きます。パーマをかけた直後はウェーブが完全に定着しきっていないため、この段階で再度アルカリ剤(白髪染め)を使うと、パーマの持ちが悪くなるリスクがあります。逆に白髪染めの直後にパーマをかけると、色が一気に流出します。

施術順序別・推奨間隔の目安

施術の順番推奨間隔の目安
パーマ → 白髪染め1〜2週間以上(店舗・毛髪状態による)
白髪染め → パーマ2週間以上(色落ちリスク低減のため)
同日施術(パーマ→カラー)担当美容師の毛髪診断OK後に限り可

※上記はあくまで目安です。実際の間隔は使用する薬剤の種類・毛髪の状態・美容師の判断によって異なります。必ず担当美容師に確認してください。

間隔を守らなかった場合に起きやすいトラブル

間隔を無視して短期間に施術を重ねると、以下のようなトラブルが報告されています。

国民生活センターには、美容室での施術トラブルに関する相談が毎年一定数寄せられています(出典:国民生活センター)。特にカラーとパーマの重複施術に関連したトラブルは、事前の確認不足が原因であることが多いとされています。

TIP

パーマ後に白髪が気になってきたら、まず「部分的なリタッチカラーのみ」を1〜2週間後に行い、全体染めはさらに1〜2週間後にするという分散アプローチも有効です。

白髪染め・パーマの料金相場と同日施術の費用感

結論:白髪染めとパーマを別日に行う場合と同日に行う場合では、施術費用の合計はほぼ変わらないか、同日の方がセット割引で若干お得になるケースもあります。

料金は地域・美容室のグレード・使用薬剤によって大きく異なります。以下の相場はあくまで一般的な目安です(店舗により異なります)。

主要メニューの料金相場(目安)

メニュー料金目安(税込)
白髪染め(全体)5,000〜15,000円程度
白髪染め(リタッチのみ)3,000〜8,000円程度
パーマ(ロッド込み)6,000〜20,000円程度
コスメパーマ・デジタルパーマ10,000〜25,000円程度

同日施術の場合、「カラー+パーマセット」として設定されているメニューを持つ美容室では、個別に頼むより1,000〜3,000円程度お得になることがあります。ただしセット割引の有無は店舗によって異なるため、予約時に確認することをおすすめします。

所要時間の目安

同日施術の場合、施術全体で3〜5時間程度かかることが多いです。余裕を持ったスケジュールで予約しましょう。

💡 チェックのコツ:予約時に「同日でパーマと白髪染めをお願いしたい、セット料金はありますか?」と聞くだけで、料金の透明性が確認でき、当日の会計トラブルも防げます。

TIP

所要時間が長くなる分、事前にシャンプーをして頭皮を清潔に保ち、当日は空腹を避けて軽食を済ませてから来店すると快適に過ごせます。

失敗しないための美容室への正しい伝え方と準備

結論:事前の情報共有が失敗を防ぐ最大の対策です。「いつ何をしたか」「どんな仕上がりを望むか」を具体的に伝えることで、美容師が最適なプランを立てられます。

美容室でのトラブルの多くは「事前確認不足」から生まれます。特に白髪染めとパーマの組み合わせは薬剤の相性が複雑なため、当日に初めて希望を伝えるのではなく、予約の段階から情報を共有することが重要です。初めての美容室で伝えるポイントも参考にしながら、伝え漏れがないようにしましょう。

美容師に伝えるべき情報チェックリスト

伝え方の例文(そのまま使えます)

予約時の電話・メッセージで以下のように伝えると、美容師が準備しやすくなります。

💡 チェックのコツ:「白髪染めとパーマを同じ日にお願いしたいのですが、可能でしょうか。最後にカラーをしたのは約2ヶ月前で、パーマは半年以上前です。毛先は少し傷んでいると思います。パーマは緩めのウェーブ希望です。髪の状態を見てご判断いただけると助かります。」というように、履歴・希望・現状をセットで伝えましょう。

また、失敗しない美容室の選び方も合わせて参考にすると、技術力の高いサロン選びから始められます。白髪染めとパーマの同日施術に慣れているサロンかどうかを事前に口コミで調べておくことも有効です。

TIP

ホームカラー(市販の白髪染め)を直近1ヶ月以内に使用した場合は、必ず美容師に申告してください。成分の違いにより薬剤の反応が読みにくくなることがあります。

施術後のヘアケア:色持ち・パーマ持ちを両立させる方法

結論:施術後48〜72時間のケアが、白髪染めの色持ちとパーマのウェーブ定着を左右します。正しいホームケアで仕上がりを長持ちさせましょう。

パーマをかけた後、髪内部でのシスチン結合の再形成には一定の時間がかかるとされています。同様に、アルカリカラーで入れた色素も施術後数日はキューティクルが閉じきっていないため、色が流出しやすい状態です。この期間のケアが、その後の仕上がりに大きく影響します。

施術後48時間以内にやること・やってはいけないこと

長期的に色持ち・パーマ持ちをよくするケア習慣

施術後のルーティンケアとして、以下を参考にしてください。

💡 チェックのコツ:美容師に「家でのケアで特に気をつけることはありますか?」と聞いてみましょう。使用した薬剤に合わせた具体的なアドバイスをもらえます。

TIP

カラーシャンプー(色素入りシャンプー)を週2〜3回取り入れると、白髪染めの色落ちを補正しながら洗える点でコスパが良いとされています。美容師に相性の良いブランドを聞いてみてください。

白髪染め・パーマの頻度と次回来店タイミングの考え方

結論:白髪染めは根元の伸びに応じて1〜2ヶ月ごと、パーマは3〜6ヶ月ごとが一般的な目安です。両方を無理なく組み合わせるスケジュール管理がダメージ軽減のカギです。

白髪の根元は一般的に月1〜1.5cm程度伸びるとされています(個人差あり)。そのため根元の白髪が気になりやすい方は、1.5〜2ヶ月に1回のペースでリタッチカラーを検討するのが現実的です。一方、パーマは施術後3〜6ヶ月程度でウェーブが緩んでくるため、同周期での再施術が目安となります。

スケジュール管理の考え方

白髪が多い方向けの「リタッチ+パーマ」の賢い活用法

白髪の量が多い方は毎回全体染めをするとダメージが蓄積しやすくなります。白髪の目立つ根元だけをリタッチ(部分染め)で対応し、毛先へのカラー塗布頻度を下げることで、毛先のダメージを抑えながら白髪をカバーできます。パーマは毛先のウェーブが目的であることが多いため、根元へのダメージが比較的少ないリタッチカラーと組み合わせることで、同日施術のリスクを下げることも可能です。

口コミを参考にサロン選びをするときは、口コミサイトの正しい読み方を参考に、実際の施術事例や技術力を確認するのがおすすめです。消費者庁が公表しているガイドラインでは、口コミサイトにおけるステルスマーケティング(ステマ)や不正レビューについての注意が促されており(出典:消費者庁)、信頼できる口コミの見極めが重要です。

⚠️ 避けるべきサイン:「縮毛矯正+パーマ+白髪染め」の3つを短期間で組み合わせることは、髪への負担が非常に大きくなります。特に縮毛矯正は強いアルカリ剤と熱を使うため、同日や近い日程でのパーマ・カラーとの組み合わせは避けることを強くおすすめします。

TIP

美容師に「次はいつ来ればいいですか?」と率直に聞くことが最も確実なスケジュール管理法です。次回の施術メニューも踏まえてアドバイスしてもらいましょう。

よくある失敗例と美容室選びのポイント

結論:「安いから」「近いから」だけで選んだ美容室での同日施術は失敗リスクが高まります。白髪染めとパーマの両方に精通した美容師かどうかを事前に確認することが重要です。

国民生活センターには、美容施術に関するトラブル相談が年間を通して寄せられており、パーマやカラーに関する施術後のトラブル(髪が傷んだ、色が思い通りにならなかったなど)は継続的に報告されています(出典:国民生活センター)。特に同日施術は複合的なリスクがあるため、実績のある美容師・サロンを選ぶことが大切です。

よくある失敗例と回避策

信頼できる美容室を見極めるポイント

💡 チェックのコツ:「パーマと白髪染めを同日でお願いしたいのですが、得意な美容師さんはいますか?」と指名の際に確認するだけで、ミスマッチを防ぎやすくなります。

TIP

美容室の口コミに「白髪染め」「パーマ」「同日」「組み合わせ」などのキーワードが入った実際の投稿があるか確認すると、サロンの経験値が判断しやすくなります。

まとめチェックリスト

予約時に白髪染めとパーマの同日施術希望を事前に伝えたか

直近3〜6ヶ月の施術履歴(カラー・パーマ・縮毛矯正)を把握しているか

ホームカラーの使用歴がある場合は美容師に申告したか

毛先のダメージ状態(引きつり・枝毛・チリチリ)を事前に確認したか

希望するパーマの強さ・スタイルのイメージ写真を用意したか

白髪の位置・量・気になる部分を整理して伝えられるか

施術の順序(パーマ→白髪染め)を美容師と事前に確認したか

施術後48〜72時間はシャンプーを控える準備ができているか

カラー・パーマ対応のホームケア製品を準備しているか

次回の来店スケジュール(白髪リタッチ・パーマのタイミング)を美容師に確認したか

よくある質問(FAQ)

白髪染めとパーマは絶対に同じ日にできないのですか?
絶対にできないわけではありません。ただし、毛髪の状態(ダメージ量・過去の施術履歴など)によっては断られるケースもあります。同日施術を希望する場合は、予約時に事前に希望を伝え、担当美容師に毛髪診断をしてもらった上で可否を判断してもらうことが前提です。髪が著しくダメージを受けている場合は、日程を分けることを強くおすすめします。
パーマをかけた後、白髪染めは何日後からできますか?
一般的には、パーマ施術後1〜2週間の間隔を空けることが目安とされています。パーマ直後はウェーブの定着が完全でなく、キューティクルも不安定な状態です。この時期にアルカリカラー(白髪染め)を行うと、パーマの持ちが悪くなったり色の入りが均一にならないリスクがあります。ただし使用する薬剤や毛髪状態によって異なるため、担当美容師に確認するのが最も確実です。
白髪染めの後にパーマをかけると色が落ちてしまいますか?
はい、白髪染めの直後にパーマをかけると、パーマ1剤のアルカリ成分が染料を分解・流出させ、大幅な色落ちが起きやすいです。特に染めたばかりで色が定着しきっていない1〜2週間以内は影響が大きくなります。逆の順番(パーマ後に白髪染め)の方が色持ちへの影響が少ないとされているため、同日施術の際はパーマを先に行うことが一般的な推奨となっています。
コスメパーマ(酸性パーマ)なら白髪染めと同日でも安心ですか?
コスメパーマ(酸性パーマ)はアルカリ系パーマより髪や頭皮への負担が小さく、カラーとの相性は比較的良いとされています。ただし「安全」とは言い切れず、毛髪の状態によっては負担になることもあります。酸性パーマを使う場合でも、担当美容師による事前の毛髪診断と施術順序の確認は必須です。「コスメパーマだから大丈夫」と自己判断せず、必ず美容師に相談してください。
白髪染めとパーマを同日施術すると料金は高くなりますか?
基本的には白髪染めとパーマそれぞれの料金の合計が施術費用となります。店舗によっては「カラー+パーマセット割引」として1,000〜3,000円程度安くなるケースもあります。白髪染め全体で5,000〜15,000円、パーマで6,000〜20,000円が一般的な相場(税込・店舗により大幅に異なります)のため、合計で11,000〜35,000円程度になることが多いです。予約時に料金確認をしておくと安心です。
施術後のシャンプーはいつからしていいですか?
パーマと白髪染めの同日施術後は、一般的に48〜72時間(2〜3日)はシャンプーを避けることが推奨されています。施術直後はパーマの定着が完全でなく、またカラーの色素もキューティクルが閉じきっていないため流出しやすい状態です。どうしても洗いたい場合は、当日はぬるま湯で軽く流す程度にとどめ、シャンプーは翌々日以降に行うのが賢明です。担当美容師の指示に従うのが最善です。
市販の白髪染めをした後でも、美容室でパーマをかけられますか?
市販の白髪染め後のパーマは可能ですが、必ず事前に美容師に申告してください。市販品はアルカリ量が多い場合があり、毛髪が想定以上にダメージを受けている可能性があります。美容師はホームカラーの使用履歴をもとに薬剤の強さを調整するため、申告しないままパーマをかけるとビビリ毛や断毛のリスクが高まります。最後に市販カラーを使用した日時・使用したブランドを覚えておくと、美容師への情報共有がスムーズです。
白髪が多い場合でも、パーマはかけられますか?
白髪が多くても、毛髪の状態が良ければパーマをかけることは可能です。ただし白髪はメラニン色素が少なくキューティクルが硬いため、パーマ液の浸透が遅く、均一にかかりにくい場合があります。白髪の割合が多い方はコスメパーマなど低ダメージの施術が選ばれることもあります。白髪の多い方のパーマ施術は経験豊富な美容師に相談し、仕上がりのイメージを写真付きで共有した上で判断してもらうことをおすすめします。